君が死んでも春は来る

三寒四温ですね。朝と夜の冷たさと昼間のポカポカとした陽気が体調を狂わせにかかってくる時期です。近所の桜も咲いたのか咲いてないのかよくわかりませんがわたしの知らぬうちに咲いて散るのが桜というものです。足が速いので。

近頃は無職になったら引っ越すことになったりと近況が立て込んでおりまして無気力で何もする気が起きません。引っ越しの準備をナメクジのような速度で進めつつff14に没頭している日々です。
どうして生きているのかわからないまま去る3月22日には誕生日を迎えまして、「前年はあまり良くなかったから今年はよくあれ!」と祈った翌日に身内が骨折し、ままならぬものを感じております。わたしのような他者との境界線が曖昧な人間には折れてしまった骨がみずからのように思えてならないのです。あ、お誕生日おめでとうを送ってくださったみなさまありがとうございます。あなたのおかげで恋々が無事生きました。プレゼントは食糧がいいです。

仕事を辞めるきっかけは引っ越しの為で、その引っ越しも特段望んだわけでもない新天地への旅立ちなのでまっさらな大地が眼前に広がる心地です。生活環境が変わる前の、一旦なにもかもを辞めにしなければならない行動は、まるでみずからの生命維持装置を外していくような不安感がありますね。ともあれ西から東へ、田舎から都会への大移動ですので、しばらくは見知らぬ土地の散歩をして過ごすのを楽しみにしております。インターネットは偉大なもので、引っ越し先の近所にフォロワーが住んでいたりするので、やっててよかったなんて思うのでした。

精神が忙しいとどうにもコンテンツ摂取の力も衰えてしまうものです。しかし仕事を辞めた日に行ったシンエヴァはとても良いものでした。長い夢から覚めたような、しかしそれがとてもあたたかい液体であった心地です。同時に、人生の横にいてくれると思っていたコンテンツの終焉はさびしいものでした。すばらしい終わり方だったので、未練はありませんが。はじめてIMAXで映画を見たのですがあれはすごい技術ですね。発達する文明の端っこに乗れてうれしかったです。



漫画を描きました。
大変難産でした。描きたいものと煮詰めた結果煮詰まりすぎて圧縮度が高くなってしまったように思います。あと漫画の描き方忘れました。HF2や各主題歌の悲しさ、愛おしさを表現できていればいいな。ラストシーンの1ページが最後まで悩みまして、「先輩に話しかける(捕食への願望)」か「自傷する(羽化できない自分への絶望)か、悩みましたが後者にしまして、彼女が悪夢に溺れていようと自分の罪を自覚し続けている(狂いきれない)悲しさが好きなのでそっちを採用しました。桜は黒桜になり,自分を解放してからの人間味が強いなあと感じますよね。こちらに感想送ってくださった皆様本当にありがとうございます。

引っ越しが無事済んだらしばらく漫画のリハビリをまじめにやりたいです。無事引っ越しできるでしょうか。最近睡眠が浅くて辛いですが皆様もゆく春と共に去らずにこの時代を共に迎えましょうね。